日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない (幻冬舎文庫)

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Book details

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恋人のいる若者は減り、童貞率は上昇、夫婦のセックスレスは当たり前の日本。セックスは、子どもを作る以外に必要ないのか?
自分の中の暴力性を嫌悪する男性たち。男性に好かれるためにバカなふりをする女性たち。
セックスは普通の人間には縁のない、贅沢品になったのかもしれない。
それでも気持ちのいい人生を諦めない方法を語り尽くす。

About the Author

湯山 玲子
著述家、ディレクター。自らが寿司を握るユニット「美人寿司」、 クラシックを爆音で聴く「爆音クラシック(通称・爆クラ! )」を 主宰するなど多彩に活動。
現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッションなど、カルチャー界全般を牽引する。『女ひとり寿司』『四十路越え! 』など著書多数。

二村 ヒトシ
アダルトビデオ監督。一九六四年六本木生まれ。
慶應義塾大学文学部中退。
監督作品に『美しい痴女の接吻とセックス』『ふたなりレ ズビアン』『女装美少年』などがある。ジェンダーを超える演出を数多く創案。
『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』など著書多数。

About the authors

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著述家、ディレクター。著作活動とともに、出版、広告の分野でクリエイティブ・ディレクター、プランナー、プロデューサーとして活動。同時に、テレビ番組等で、コメンテーターとしての登場多数。現場主義をモットーに、クラブカルチャー、映画、音楽、食、ファッション、ジェンダー等、文化全般を広くそしてディープに考察し、近年は、 地方自治体、企業のコンサルティングも多く手がけている。著作に『女ひとり寿司』 ( 幻冬舍文庫 ) 、 著書『クラブカルチャー ! 』( 毎日新聞出版局 ) 『女装する女』 ( 新潮新書) 、『四十路越え ! 』( 角川文庫 ) 、『ビッチの触り方』(飛鳥新社)、上野千鶴子との対談集「快楽上等 !  3.11 以降の生き方」 ( 幻冬舎) 。『文化系女子という生き方』 ( 大和書房) 、『男をこじらせる前に 男がリアルにツラい時代の処方箋』(角川書店)等。日本テレビ『スッキリ』、MXテレビ『バラいろダンディ』レギュラー。日本大学藝術学部文芸学科非常勤講師。クラブ仕様のサウンドシステムで、クラシックを聴き、ゲストと語る、「爆クラ」イベントをほぼ毎月一回のペースで開催。

Additional authors: 二村ヒトシ
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Product information

Publisher 幻冬舎
Publication date February 6, 2020
Language ‎Japanese
Print length 329 pages
ISBN-10 4344429559
ISBN-13 978-4344429550
Item Weight ‎140 g
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    セックスレスの時代をサブカル的に対談!

    Reviewed in Japan on March 12, 2020
    Format: Kindle (Digital)
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    セックスレスの日本社会を徹底的にサブカル的に論じ尽くした本。いつ頃からセックスレス化が叫ばれるようになったのか、今ひとつピンとこない。

    ①アイドルグループ全盛化とセックスレス化は比例しているようである。モーニング娘→AKB48→乃木坂46への流行の変化とSMAP→嵐への変化は、セックスレス化を象徴している。アイドルグループの流行は、セックスアピールを売りにするのではなく、美少年・美少女を「愛でる」文化の流行を象徴している。

    ②田中みな実の写真集売上60万部越えの大ヒットは、美ボディに憧れる同世代女性をターゲットにした戦略が成功した好例である。これが、巨乳を売りにした男性向けの写真集にしていたら、10万部も売れなかったに違いない。

    ③セックスレス=草食男子=肉食女子は時代のトレンドである。しかし、その一方で、AV界も巨乳よりは美乳、太めよりはスタイリッシュ、ブスよりは美人を好む傾向が明白になった。肉より形の時代である。しかし、セックスをしない時代に突入したとまで言い切れるかどうか?

    タレントの不倫報道が後を絶たない。ラブホテルは不倫の温床である。セックス文化が衰退すれば、人類は滅亡である(笑い)。セックスレス化は見せかけの社会現象ではないか?潜在的にはセックス文化は隠れているのだ。表面化しないだけである。

    本書のサブカル的対談はセックスを話の種にしているだけなのかもしれない。しかし、それも良いではないか?流石はプロデューサーとAV監督の対談ではある。

    お勧めの一冊だ。

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    各論は面白いですが”男性と性欲”についての偏見が強い

    Reviewed in Japan on August 23, 2021
    Format: Paperback Bunko
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    湯山さんにとって男性の性欲とは「女性への軽蔑」や「暴力」で惹起されるものであり、女性をモノとして扱う支配性が不可分なものである。男性が女性を口説く目的は、男性社会のホモソーシャルにおいて承認されることであり、また女性は男性が押し付けた支配的な性関係に過剰適応している。

    みたいな世界観を感じました。男性の性欲にそれらの暴力的・権力的な側面はあるかと思います。が、男性像に偏りを感じます。極端な考えをしていることが発言の端々から分かり、ところどころでウンザリしました。

    不倫をしあっているが夫婦間はセックスレスの主人公を描く映画の話題が出てきます。性=暴力性を夫婦愛を確かめる手段として使いたくないんだと解釈したうえで、「そういった暴力性に嫌悪感を抱いた男(映画の主人公)の心には何があるのか?」という問いに対しての湯山さんの解釈は、「喧嘩上等、暴力に親しまなければ男ではない、という「男らしさ」を(映画の主人公が)拒否している」ことになるそうです。

    現代の男からこの発想は出てきません。”昔ながらの男らしさ”を演じられない自分に劣等感を感じたりはしないでしょう。対談相手の二村さんは、男が性=暴力を妻に向けなかったのは「嫌われたくない」からと仰ってましたが、そちらの方がよっぽど腑に落ちます。嫌われてまで自分の欲望を向けたくない、踏み込みたくない、というのは一般的な感情だと思います。

    湯山さんの男性像ほどには、普通の男は自分本位にはなれません(フィクションは別です)。いわゆるヤリチン、ヤリマンの偶像を一般化しすぎている気がする。男の性欲=暴力・軽蔑・支配、という文脈に拘りが強すぎるように感じます。これがいわゆる「女性をとことんモノ扱いする男性」というフェミニズム的な世界観なのかもしれませんが、極端です。

    「男性のあなたはこう」と歪んだ決めつけをされた気分です。面白い話も多かったですが、この世界観に馴染めなかったですね。申し訳ないけれども、全体として感覚が古い。

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